手打ちにこだわった
父の想いを大切に
名鉄瀬戸線・尾張瀬戸駅から瀬戸川沿いには地域特産の瀬戸焼関係の会社が並ぶ。駅から10分ほどの場所に店を構える『賀登光本店』は1917(大正6)年創業の老舗麺類店だ。現在の店主・佐野敬徳さんは4代目になる。佐野さんは「創業者の名前と、妻の実家の料亭の名前から店名をつけたそうです。瀬戸焼関係の会社は最盛期より少なくなりましたが、最近はトヨタ自動車に勤める方の家族など、若いお客様が増えてきました。特に娘がやってくれている、インスタグラムの影響が大きいですね。3年間でフォロワーが1,800人になりました」と話す。SNSの影響は相当にあり、SNSに掲載された情報をもとにTV・雑誌・新聞などが取材に来るというから、PR効果は計り知れない。