気軽に入れる
隠れたこだわりの店
メニューを見ると種物もご飯物もセットメニューもある、いわゆる街のそば店だが、隠れたこだわりのある店が『佐野屋本店』だ。提供されるそばは地元鹿沼市内産2種類、県内産、長野県産と4種類にもなる。このうち3種類の食べ比べができる「味くらべ」や、鹿沼市内産を使用する十割そば、そばがきなど、そば好きも納得するような品物が並ぶ。ご当地そば「にらそば」も好評で、県外からもお客様が来店されるというのもうなずける。
3代目主人・長孝夫さんは、「うちの店は大衆店です。お客様には味・価格・量のいずれでも満足していただきたいのです」と話す。しかし、長さんの言う味・価格・量の3つを一定の水準で保つことは容易なことではない。
『佐野屋本店』がお客様を満足させてきた秘訣は、研究熱心さと、食材への気遣いだ。