そばの散歩道


第42回 岩崎 良美さん

「そば屋の看板は常にチェックかなりの『そば好きです』」

第42回 
岩崎 良美さん
(女優、歌手)

岩崎 良美(いわさき よしみ)
東京都出身。1980年「赤と黒」で歌手デビュー。85年「タッチ」で日本レコード大賞金賞受賞。近年は、女優業に力を入れ、8年目の出演となるミュージカル「アニー」では、大富豪の秘書グレース役を熱演。円熟味のある歌と演技が評判。来年2月にデビュー30周年を迎える。

お酒はもっぱら赤ワイン つまみは食べません

― 多いときには1日に2回、そばを食べられるとか。昔から好きだったのですか。

岩崎 芸能界で仕事を始めてからですね。デビュー当時、事務所から「太るから食べるな」と言われて、よく絶食していました。3日間、お水だけとか。そのころ、父が糖尿病で、昼食にいつもおそばを食べていて、2年くらいかけて体重を7キロほど落としたんですよ。私がダイエットしていると言うと、「そばを食べろ」って。それで、「おそばなら大丈夫かな」と、食べるようになったのがきっかけです。

― 歌手や女優さんの体重管理は相当大変なんですね。今も?

岩崎 ええ。一番大変です。

第42回 岩崎 良美さん

― ハメを外して食べ過ぎたりすることはないんですか。

岩崎 ありますけど2日間でコントロールします。

― 僕はお酒を飲むとダメですね。つい食べ過ぎてしまう。

岩崎 ですから私は、お酒をいただくときはつまみはなしですね。

― え〜、つまらなくないですか。

岩崎 楽しいですよ。ワインは好きなので。

― 日本酒とワイン、どちらが好きですか。

岩崎 日本酒はいただけないんです。焼酎もビールもいただきません。

― それはどうして?

岩崎 カロリーが高いじゃないですか。「すごくお酒が飲みたい!」というときはいただくかもしれませんが、そうでもないときにカロリーだけ取ってしまうのは、すごく損した気分になるんです。いただきたいものだけを貪欲(どんよく)に飲むか、食べるかという感じです。

― ワインは赤? 白?

岩崎 赤です。シャンパンや白ワインは、飲み過ぎると頭が痛くなっちゃうんです。赤だと全然大丈夫なんですけど。

― 食べ物はどんなものを?

岩崎 和食ですね。お魚、お寿司、お刺し身、あとは野菜。今、マクロビオティックに凝っておりまして、野菜をメインに、炊いたもの、煮たもの、蒸かしたものをいただいています。

― 僕は酒好きなんですが、つまみがないとね……。

岩崎 普通はそうですよ。私もこういう仕事をしていなければ、何でもいただいて、いくらでも大きくなっていると思います(笑)。

そばは二八の細麺 パスタは和風ペペロン

第42回 岩崎 良美さん

― ダイエットにいいというほかにそばのどんなところが好きですか。

岩崎 味ですね。大人になるにつれ食感や香りの良さが分かるようになりました。だから、おそば屋さんの看板はどこに行っても探している感じです。「今度、あそこに行こう」ってね。

― 麺の太さは?

岩崎 二八の細麺が好きです。近所のおそば屋さんで生そばを買って食べることもありますけど、ゆで時間が1分半と書いてあっても、52秒くらいで上げています。

― ほかの麺類はどうですか。

岩崎 ラーメンは、食べても2年か3年に1回くらい。カロリーが高いですからね。

― スパゲティも?

岩崎 スパゲティは大好き! スパゲティのカロリーの高さは自分の中では許しているんです(笑)。

― オリーブオイルですしね。どんなメニューが?

岩崎 何でも。海老とか蟹とか、トマトソースとか好きです。

― 僕はペペロンチーノです。シラスをたっぷりかけてね。

岩崎 私も、釜揚げシラスと三つ葉のペペロンチーノはよくつくります。三つ葉は日本のハーブですし、シラスは日本のアンチョビですからね……。めちゃくちゃ合うんですよ。

― 歌手の方は、のどを大切にされますが、やはり辛いものはダメですか。

岩崎 いえ、人と話すことがのどには一番危険ですね。ですから、食事も1人の方がいい。私はいつも、本を持って1人で行きますよ、おそば屋さんでも、フレンチレストランでも。よく1人はダメという人がいますが、そういう人には歌手は向いてないですね(笑)。

― 突然、声が出なくなってしまうこともあるんですか。

岩崎 ありますよ。風邪を引くこともありますし、常に100点満点で歌うことは難しいですね。

― 睡眠は大事ですか。

岩崎 睡眠より、のどを壊さないことですね。睡眠は気力でなんとでもなります。楽しければずっと起きていればいいし。でも、のどが疲れたら休ませてあげないといけない。電話も切っちゃいますよ。

― 例えば、のどにいいことは?

岩崎 私は温かいものを取るようにしていますけど、氷水を飲んで歌っている方もいます。やっぱり、自分のカラダをよく知ることが一番だと思います。

歌手デビュー30年目に突入です!

― 来年は、デビュー30周年ですね。

岩崎 はい。最初のころは何も分からず、気が付いたら芸能界に入っていた感じです。ここ何年かですね、本当に歌うことが好きなんだな、表現することが好きなんだなって思えるようになったのは。今、何が一番好きですかと聞かれたら、私は自分の仕事が一番好きです、と普通に答えられます。これは外国では当たり前なんですけど、日本では意外に少なくて……。私は何てラッキーなんだろうって思います。30周年の岩崎良美を、これからもどうぞよろしくお願いします!

第42回 岩崎 良美

(09年7月3日「巴町 砂場」にて収録) 撮影: STUDIO MAX 高橋昌嗣




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