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にっぽん蕎麦紀行
 


第22回 宮城県塩竈市『角萬』東北いちばんの魚の街で親子蕎麦打ちの腕くらべ




◎鹽竈?塩竈?塩釜 どれも本当!?

奥州の守り神、鹽竈神社の社殿
奥州の守り神、鹽竈神社の社殿



鹽竈神社門前町の古い店
鹽竈神社門前町の古い店


仙台駅からJR仙石線の快速電車で16分。塩竈市の中心、本塩釜駅に着く。
駅前に立つ「社(やしろ)とさかなのまち塩竈」の大看板が、まず旅行者の目を引く。
塩竈市は人口6万3千。古くから奥州の守り神、鹽竈神社の門前町として栄えた所。
また漁港の町として、東北地方最大の水揚量を誇っている。

シオガマ…。
神社の名は「鹽竈」。市の名は「塩竈」だが、市役所以外の官公庁…警察署、消防署、税務署、学校、それにJRの駅も、塩釜(東北本線)・本塩釜・西塩釜(仙石線)…と、略字で書いている。

「鹽竈」とは、昔、海水を煮詰めて塩を作ったカマドのこと。奈良時代以前から、ここは塩の産地として知られていた。






◎松島観光の玄関口

塩釜港から松島めぐり
塩釜港から松島めぐり


鹽竈神社は本塩釜駅に近い小高い山の上に鎮座する。境内からは目の下に塩竈市街。その向こうに、松島湾のパノラマが展開する。
元禄2年(1689)、松尾芭蕉は「奥の細道」の旅の途中、鹽竈神社に詣でたあと、舟で対岸の松島に渡り、「これこそ日本一の絶景」と称賛した。芭蕉が渡ったと同じコースを、現在では快適な観光船が1時間で就航する。






◎寿司の街で見つけた蕎麦の店

昼は静かな塩竈市の繁華街、尾島町通り
昼は静かな塩竈市の繁華街、
尾島町通り





4階建の『角萬』ビル
4階建の『角萬』ビル


魚の町、塩竈では、寿司が旨くて安い。1平方キロあたりの寿司屋の数が日本一というのが塩竈市の自慢だ。
飲み屋の数も多い。繁華街の尾島町通りに建つ「尾島町プラザ」は、6階建のビルに30軒以上のスナックがひしめく超過密ぶり。夜には赤い灯、青い灯が街を彩る。
そんな極彩色の町並みに、ただ一つ、格調高い4階建てのビルがあった。グレーの壁面に『手打ちそば角萬』の優雅な切り出し文字が浮かんでいる。

1階の右6割は駐車場。表から車を乗り入れ、裏通りに抜ける一方通行式になっている。左の4割は玄関。正面にエレベーターがあって、「お2階へどうぞ」と書いてある。
2階は客席と厨房。椅子席と小座敷を合わせて50席ほどの広さ。午後2時すぎなのに10人以上のお客が蕎麦をすすっていた。
「いらっしゃいませ」と、見るからに律義そうな旦那に迎えられた。
「お薦めの蕎麦は?」と聞くと、「割子(わりご)はいかが?」と言う。お薦めに従って、それを頼んだ。



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