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にっぽん蕎麦紀行
 


第12回 北海道根室市『清川』 最東端の町で120年の歴史を貫く、老舗そば屋の主人が語る4代の系譜




◎北方領土が見える街

納沙布灯台の彼方に浮かぶ歯舞群島冬
納沙布灯台の彼方に浮かぶ
歯舞群島


根室市の納沙布(のさっぷ)岬からは北方領土が見える。と言っても、ここから見えるのは、そのごく一部だけ。北方4島はここから先、350kmもつづき、面積は東京都と神奈川県を合わせたよりも大きい。

広島に原爆が落とされた翌日の昭和20年(1945)8月7日、ソ連軍は日ソ中立条約を一方的に破って4つの島を占領し、1万7千人の住民を武力で追放した。現在も根室市には多くの島民たちが住み、2世・3世の人たちとともに、ふるさとの島々への思いをつないでいる。






◎根室のロシア人

オンボロのロシア漁船
オンボロのロシア漁船(花咲港)

ロシア船員からウニを買う人たち
ロシア船員からウニを買う人たち
(花咲港)


いま根室の街を歩くと、よくロシア人の漁船員に出会う。北方領土で獲ったカニやウニを売りにきているのだ。彼らの船が入る花咲港へ行って驚いた。ロシア漁船のオンボロなこと。船というより、赤くさびた鉄屑のようだ。魚は桟橋での立ち話で取引される。くやしいけれど“盗まれた魚”を買わなければ、根室の水産業は成り立たないのが現実だ。

魚を売った金で、彼らはポンコツの日本車を1台5万円程度で買い、甲板に積み上げて帰ってゆく。手クセの悪いロシア人も多い。商店での万引きは当り前。置いてある自転車は乗り逃げし、車の部品まで外してゆく。「あんな奴らだもの。島は返さないさ」と根室市民のだれもが言う。




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