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梁越(はりこし)
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「梁越」とはそば焼き餅のことで、長野県川上村に古くから伝わる郷土料理の一種である。この地方で収穫される「川上そば」は、かつて信州そばの代表的銘柄の一つとされたもので、信濃・川上村の「はり越しそば」といえば名物であったという。

「梁越」または「はし越し」という名前の由来は、そば餅を天井の梁を越すほどの高さまで放り投げてつくったことによるが、一説にはそば餅を何度も放り投げることによって適当に空気を含ませ、醗酵させるという効果もあったらしい。

つくりかたとしては、ネギ味噌と柚子などを混ぜ合わせたそばがきをつくり、打ち粉を入れた適当な大きさの椀に少し水をさして、練っておいたそばがきを入れ、さらに打ち粉をする。あとはこれをを天井めがけて何度も放り上げ、落ちてくるものを椀で受けて練りあげ柏の葉などに包み、囲炉裏の金網の上にのせるか熱くした炉灰の中に埋めて焼き、好みで胡麻醤油や甘味噌をつけて食べる。

そば焼き餅は日もちがいいので、昔から携行食としても重宝がられ、『善光寺道名所図会』という文献の中に「今も海郡山中の人、蕎麦粉一升を焼餅二ツとして腰間に付くるなり」とあり、そばの生産地域にあたる農山漁村にはいろいろと伝わっていたようで、地方によって「ホドヤキ(岩手)」「ソバボットリ(静岡・愛知)」「ハイヤケ(高知)」「ソバヤキ(島根・隠岐)」などの名称が残っている。

●参考文献「そば・うどん百味百題」「蕎麦辞典」
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